「雨どい、水滴、そして夜明け」――メロディ・ネルソンと過ごす日曜日のひととき

「雨どい、水滴、そして夜明け」――メロディ・ネルソンと過ごす日曜日のひととき

静かな日曜日の朝、雨水が滴り落ちる雨樋、そして忘れ去られたセルジュ・ゲンズブールの傑作――ラフィ・マーサーは、私たちが最も予期しない瞬間に、音楽が私たちを選んでくれることについて思いを巡らせる。

ラフィ・マーサー

ある朝は、聴くことがこちらを選んでくれる。その逆ではない。
今日は午前7時にそれが訪れた。世界がまだ目を覚ますかどうか決めかねている、あの淡い青灰色の時間だ。私は静寂の中へ足を踏み入れ、すぐにそれを耳にした――窓の外の雨樋から、一滴、焦ったように落ちる水音。気づいてもらおうと執拗に訴えかける、小さくて頑固なリズムだった。

ほんのわずかな音が、心の奥底に隠された扉を開いてしまうなんて、面白いものだ。あのゆっくりとした、しつこい水滴の音――夜中に雨が通り過ぎて、その痕跡を残していったことを告げるような音――が、ある不思議なことを引き起こした。それは、私が少なくとも25年間も聴いていなかったアルバムに手を伸ばさせたのだ。セルジュ・ゲンズブールの『Histoire de Melody Nelson』だ。

アルゴリズムも、準備も、意図的なノスタルジーもない。
ただ、雨水が漏れる雨樋と、日曜日の表面の下に潜む記憶の星座があるだけだ。

何がきっかけだったのか、自分でもよくわからない。ただ、まるで誰かがささやいたかのように、はっきりと「『Melody Nelson』をかけろ」という声が聞こえてきたのだ。
天気のように、ただ突然現れるレコードがある。ゲインズブールの1971年の傑作も、その一つだ。 7曲、再生時間は30分にも満たないが、その雰囲気は極めて濃厚だ。ジャン=クロード・ヴァニエの編曲が低い雲のように押し寄せ、うろつくようなベースライン、そして一晩で研ぎ澄まされたかのように部屋を切り裂く弦楽器の音色。

このアルバムは、静かに、しかし完全に空間を満たしてくれる。音量を下げれば、ほのかに輝きを放つ。音量を上げれば、まるでベルベットの劇場のような世界へと変わる――煙が立ち込め、映画のような雰囲気で、半分は夢、半分は告白のようだ。これは単なるBGMではない。そこにはあまりにも強い意図が込められているからだ。一音一音が計算され尽くしている。ゲインズブールが囁くように歌うフレーズの一つひとつが、意図的で、共謀的な、そしてどこか危険な雰囲気を漂わせている。『メロディ・ネルソン』を聴くというよりは、その世界に身を委ねるのだ。

だからこそ、日曜日の朝にはそれがしっくりくるのかもしれない。
最高の日曜日は、「漂う」ことに支えられている――直感に任せてサウンドトラックを選べる自由。そして、直感には、その余地を与えてやれば、予想以上に遠い過去へと遡る傾向がある。長い間忘れ去られていたアルバムが蘇るのは、懐かしさからではなく、その瞬間が、その音楽だけが理解できる形をしているからだ。

雨どいから滴り落ちる水。
早朝の光。
静まり返った家。
再び必要とされるのを25年間待ち続けていたレコード。

針を落としたとき、私が最も強く感じたのは、このアルバムがいまだにどれほど現代的に感じられるかということだった。急いで作ったようなところも、無理に詰め込んだようなところもない。そこにはただ、余白と緊張感、そして自信――自制から生まれるような自信がある。『Melody Nelson』は、すべてが緊張感に満ち、すべてが暗示に満ちている。これは、アーティストが「聴き手が自分と歩み寄ってくれる」と信じているときに生まれるものなのだ。

そして、それこそが、今朝の本当の教訓なのかもしれない。
聞くということは、必ずしも能動的だったり、力強いものばかりではない。時には、雨どいから滴り落ちる水音、部屋の静けさ、言葉にできない感覚といった、この世で最も小さな合図に気づき、それらに導かれて、その気分にぴったりの音を見つけることなのだ。

それは、入念に作り上げられた「完璧さ」とは正反対のものだ。
それは、導かれることの喜びなのだ。

レコードが流れるにつれ、街は目覚めていった。側溝の水も乾き、一日はその日らしい落ち着きを取り戻していった。しかし、30分間だけ、私はまったく別の場所にいた――1971年のパリの、半夢半醒のような世界の中に。ゲインズブールのささやきとヴァニエの弦楽に身を任せながら、音楽を聴くことにはそれなりの静かな知性があるのだと改めて思い知らされた。

何十年もの時を経て、再び脚光を浴びるアルバムもある。『
』。今朝の主役は メロディ・ネルソンだった。


ラフィ・マーサーは、音楽が重要な役割を果たす場所について執筆しています。
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